20060625 アメリカインディアンの十の掟

今年の2月からずっとはまっているものがあります。
アメリカインディアンについて。
はまっているといっても、たぶん本を読むことくらいですが、
図書館にあるあるったけの本を借りては、返しては、また借りて。。。
ゆっくり読書をすることがなかなかできずにいましたが、今日はなぜか
読書の日でした。
久しぶりに読みたかった、『アメリカ・インディアンとハーブの秘密』
という本。
アメリカ・インディアンとハーブの秘密
実はエリコ・ロウさんの本も好きで読んで、それからはまったんですが、
この本もなかなか好きです。
ハーブを扱う仕事をしていくという事は、ハーブの知識、化学成分の知識、効能効果の知識
何だか、それはそれで大事なのですが、この本を読むともっと大事なことを
学んでいるような気がします。
この本に出てくるインディアンの十の掟
一・大地とその上に住むものすべてを敬意をもって扱いなさい。
二・偉大なる精霊(精神)を保存しつづけなさい。
三・あなたの仲間に大いなる敬意を示しなさい。
四・すべての人々(人類)のために手を携えて働きなさい。
五・必要とされたなら場所を問わず援助と親切を与えなさい。
六・自分が正しいとわかっていることを実行しなさい。
七・心と体をいい状態に保つために気をつけなさい。
八・あなたの努力の一部を善行に捧げなさい。
九・いつも真実をみつめ、正直でいなさい。
十・自分の行動について全責任を負いなさい。
シンプルで深い。とても深いですね。
なぜ敬意をもって扱うのか、なぜ援助をするのか。なぜ努力をするのか
そしてなぜこの十なのかを理解すると、何か気づくことがあります。
薬草を扱って、人をも癒していこうとするならばこの理解は大前提なんだと不思議と
感じることができました。
これは私だけでなく、すべての人がそうであって始めてハーブや自然の癒しを
受けることができるのだと思います。
アメリカインディアンが薬草の効能や知識に詳しく、特別な力をもつと言われて
きたのには、その使い方や調合などがすべて秘密にされてきたからでもあります。
そのために、その存在が呪医として密かに受け継がれ伝承されている。
だけどよくよく考えてみると、植物を使って生活に癒しや健康維持・病気予防に
役立てるのは、魔女だからでなく普通の人でもできるのだと思います。
誰のものでもない、私たちが知識をもって当たり前に取り入れて良いのだと思います。
そして何より大事なのは、植物の恩恵をうけるということは自然そのものの恩恵を
うけていることであって、私たちはその自然や大地にあるものに感謝と精神を捧げることが
大切なんだなと思います。
このアメリカインディアンの十の掟とは、
特別なことが書かれているわけでなく、当たり前のことをシンプルに表現されています。
すべての人がこの当たり前の意識を持つことによって、私たちが植物からのエネルギーを
取り入れることができるんですね。
もうひとつ、私がすごく感銘をうけた文章を綴っておきます。
  『教育・知識というものは知性から生まれるものではなく、
       精神的なもの、または知恵から生まれるものである』
PS:↓どっかいってしまいました。^_^;
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10 Comments »

  1. お久しぶりです。
    私もインディアンの教えには共感です!
    この十の掟はまさにですが、
    『教育・知識というものは知性から生まれるものではなく、精神的なもの、または知恵から生まれるものである』

    私もこの文章に以前とてもとても感銘うけました。
    インディアンから学ぶことは沢山ありますね。

    コメント by irie — 2006/06/25 @ 10:59 PM

  2. アメリカインディアンの十の掟、とても深いですね。
    地球に生を受けたものとして、生きる上での基本だと思いました。
    私も「アメリカンインディアンとハーブの秘密」を読んでみます。
    ハーブのことは書いてないけれど、フォレスト・カーターのインディアンの少年の話「リトル・トリー」もお薦めです。子供向けの本だけど、大人が読んでも胸が熱くなりますよ。

    コメント by ぶくちゃん さん — 2006/06/25 @ 11:06 PM

  3. とても、心に響きます。
    拝見していて、ほんとそうだなー、って感じました。
    私も読んでみたい・・・。
    そして、最後の文も、くーっときます!
    精神的なもの・・・大切にしたいですね。

    コメント by ちびたろー♪ — 2006/06/25 @ 11:57 PM

  4. 秘儀はいつまでも語り継がれるものなんですよね。
    インディアンはだから結束の堅い民族だったのだと思いました。
    思想があるというのはある意味宗教のような強さを持っているということですからね。
    タロットも同じで、キリスト教の秘儀を伝えようとした人がタロットに象徴される絵にして継承したと言われています。
    昔から語り継がれていることには必ず意味があって、それをみつけた私たちもそれを継承するひとりであることを自覚しないといけないんですね。

    コメント by みさきのゑ — 2006/06/26 @ 10:30 AM

  5. アメリカインディアンに限らず、日本の昔の人もこんな感じで謙虚に、質素に暮らしていたのかなぁ、なんて思いました!
    今でも農業に従事されてる人のなかには、自然に感謝と謙虚さをもって、生きておられるかたもいますよね。。。
    あたりまえなんだけど、文明の生活に慣れていると、忘れがちなんでしょうね。
    気をつけます!!

    コメント by ローザ0008 — 2006/06/26 @ 12:11 PM

  6. >この十の掟はまさにですが、
    >私もこの文章に以前とてもとても感銘うけました。
    >インディアンから学ぶことは沢山ありますね。

    コメント by Hanoen — 2006/06/26 @ 8:24 PM

  7. >ハーブのことは書いてないけれど、フォレスト・カーターのインディアンの少年の話「リトル・トリー」もお薦めです。子供向けの本だけど、大人が読んでも胸が熱くなりますよ。

    コメント by Hanoen — 2006/06/26 @ 8:25 PM

  8. >そして、最後の文も、くーっときます!
    >精神的なもの・・・大切にしたいですね。

    コメント by Hanoen — 2006/06/26 @ 8:26 PM

  9. >思想があるというのはある意味宗教のような強さを持っているということですからね。
    >昔から語り継がれていることには必ず意味があって、それをみつけた私たちもそれを継承するひとりであることを自覚しないといけないんですね。

    コメント by Hanoen — 2006/06/26 @ 8:28 PM

  10. >今でも農業に従事されてる人のなかには、自然に感謝と謙虚さをもって、生きておられるかたもいますよね。。。
    >あたりまえなんだけど、文明の生活に慣れていると、忘れがちなんでしょうね。

    コメント by Hanoen — 2006/06/26 @ 8:29 PM

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