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20080906 今日は東邦大学

植物療法を学んだのは、だいぶ前ですが
(といっても、まだまだ未熟者ですが)
毎年東邦大学で行われるハーブアロマテラピーフォーラムは
参加しようと決めていて、今日もご案内をいただいたので
参加してきました。
aroma
今回は石丸さんの英国ハーブ医学とは、というテーマで
どんなカリキュラムで具体的にどんなことを学んでいるかと、
そして、昨年もありましたフランシス・アジミナグロウ氏の
フランス植物療法の最新事情という講演セミナーでした。
このようなセミナーに参加すると、ずっとおろそかになっていた
メディカルハーブという分野に振りかえると同時に、
そろそろ気合入れて、まじめに取り組んでいかないとな、と思います。
日本では、まだまだ入手できないハーブもあれば、処方もできない
調剤しお客様にすすめることもできない、そんな中でフランスの調剤薬局
でのお話は実際、どのように役立つか、そういった面からも
考えさせられるいい機会です。
石丸さんの話で一番心に残ったのは、
「ハーブやアロマを扱っていて、難病のお客様に処方して
改善されたときに自分が一番驚いたことで
その力を一番信じていなければいけない自分が信じていなかったと
気がついた、」とお話されたとき、妙に同感してしまいました。
自分が病人の立場になったとき、本当に真からハーブやアロマを
信じて、活用できるようになったとき、植物療法を他人に伝える
ことができるんだなと痛感。
そういう自分は、まだまだ薬や西洋医学の方に頼っているかもしれない
そんな気がしました。(もちろん西洋医学も大事ですよ)
フランスでの調剤薬局では、2008年4月のフランス健康省施行の
薬事法の改正で、22000件ほどあった薬局では気軽に調剤ができなく
なったと知り、新法で残れるのは10件程度、日本も2009年から
薬事法が改正されるそうで、その話もかなりショッキング。
時代とともに伝統療法や民間療法が身近になるのかと思いきや
それは医療の世界に限ってだなんて、皮肉だなぁと・・・。
今年の秋から、もう少し基礎を固めるべく勉強を始める予定。
身近な人にはお話していて、皆さん応援してくれているので
何とか踏み出せそうですが、ほんの少しまだ迷いもあって。
こうやって、現場でのすばらしい植物療法の活用をきいていると
自分ではまだまだ縁の遠い世界。絶対自分ではできないな、と思うのですが
でも、じゃぁどうやったら自分もできるようになるのかを
考えたほうが、前に進める気がしています。
そうやって、今までたくさん悩んできたのですから、
やっぱり前に踏み出さなくてはと思います。