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アロマとハーブがいきてくるとき

私が社会人になってからもう一度勉強を、と思って大学に行き始めたのは2008年ころだったと思う。
その頃、私はまだ店をもっておらず、市のスペースをお借りして、月に1回のハーブの物販会というのをやっていました。
毎月車に24個の瓶を詰め込んで運び、来たお客様の相談に乗りながらハーブを量り売りしたり、ワークショップを開催したりしていました。

その頃、相談にきてくださったお客様との話の中で私はいつももんもんとしたものを抱えていて、ハーブだけでは解決のできないもどかしさをずっと持ち続けることを経験します。来る人も来る人も悩みをかかえていて、それは解決の糸口が見えない。
なかには、悩みを話している最中に泣き出してしまうお客様もいらしゃいました。
その時、私は何を思ったかというと「人の抱えている心や身体の問題の背景には必ず社会問題がある」ということでした。
そして、ハーブ療法という対症療法だけではその人を健康にすることはできない、と感じたんです。

一度立ち止まってハーブの仕事を客観的にみる、そんなタイミングでもあった2008年に大学で社会福祉を学び、人を生活全体からみる、ということにトライしたのです。

今回「aromatopia」の林先生の「しんいちろうの物申す(P92)」に面白い記事があって大変共感いたしました。
それには、ドラッグストアがものすごい勢いで増えていて、薬剤師や薬局の活用(予防医学として)が今後の課題と。そして今後は街にある「地域包括センター」にハーブやアロマのセラピストなどを配置してセルフメディケーションに役立てる、という考え。
そう、それよ、それ!と思いました。
でもね、実際私は今回家族の件で、地域包括センターに足を運びましたけども、まだまだ遠い道のりのようなきがしてなりません。お役所仕事は仕事をみて人をみていない、そう感じました。なんというか業務的で。
それよりもデイサービスや福祉ホームで働く人、ケアマネージャーさんのほうがずっと現場を知っているし、人をよくみている。だから場所ではなく、そういう「役割をもつ人」とのつながりが大事かもしれない。と思いました。

卒業こそしませんでしたが、長い学生生活で社会福祉で学びましたけども、人が社会の中で生活していく以上、公的機関と一般の人のつながりはとても大事だと思います。情報をそれぞれが同じように共有する。互いに「人」として繋がること。
こういう人と人がつながる仕事はマニュアルにはありません。だから、より密の濃いコミュニケーションが大切になってくると思うの。そうすると、孤独な人も少なくなるし社会の問題をネットワークで解決できることも増えてくると思うのね。

そしたらあの時、涙を流した人もきっと元気になれると思うのよ、ハーブもアロマもそこで活きてくると思うのです。

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