歴史の深いハーブと呼ばれ香りの強いハーブです。咽頭炎や口内炎などの炎症に有用性があるといわれています。妊娠・授乳中・乳児は禁忌です。
主要成分
精油(ツヨン、シネオール、カンファー、ボルネオール)、フラボノイド、縮合タンニン、ホルモン様物質、ビタミンA,B,C、カルシウム、鉄、マグネシウム
有用性
抗菌、消毒、殺菌、防腐、制汗、抗痙攣、収斂、内分泌系調整
使用方法
ハーブティー・浸剤・チンキ剤・お香・蒸気吸入・ハーバルリンス(しらみ)・ハーブバス(筋肉痛)・フェイシャルスチーム(油性肌)
その他
学名:Salvia officinalis シソ科 使用部位:葉 花言葉:健康と長寿、家庭の幸福
セージは「救う」というラテン語(to save)から来ています。力強い癒し(salveo:ラテン語)というスピリチュアルな特性をもつハーブ。ネイティヴアメリカンの神聖な儀式で乾燥させたセージのハーブを燃やし、その煙を内面と外面の浄化に使いました。自分の内に秘めたガイドを導きだし、根源にある感覚(第6チャクラ)が開きエネルギーが与えられるといわれています。
セージのお茶はツヨンという香りの成分が抗菌作用を有し、口腔粘膜の炎症や咽頭炎に用いられます。ハーブティーだけでなくチンキ剤としても有効で喉スプレー剤や喉シロップなどを作ることができます。喉粘膜にトラブルがある場合、自分を閉じ込めようとする感覚が反射的な防御作用として分泌物を排出させるといわれています。また自然療法では排出は「洗浄作用」のひとつなのでセージなどで口腔内を洗浄(うがいなど)し、浄化力を高めるために活用してもよいでしょう。
※セージには薬用種と園芸種があります。薬用として使用できるのはコモンセージとパープルセージで開花前に採取すると良いといわれています。
ハーバルタロット
セージはタロットでは「教皇」のカード。義務・道徳、良心、責任などを指します。教皇の後ろにある柱は安定性、魂の持続、通過する場所、伝えられる道、流れる水路などの意味があります。柱が2本あることから、「2」は対立、抗争、思考のシンボルとされており、両義性2分化の数字。成熟した均衡、または隠れた脅威の意もある。このカードが出たときは、セージのハーブティーを飲んだり、お守りとして持ち歩くとよいとされています。
おすすめブレンド
セージ、ペパーミント、メリッサ、レモングラス、クローブ
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