観念

今日も慌ただしかった一日。
義母のお薬がなくなったので、病院へ連れて行く。

最近はこの「病院に連れて行く」だけに、ものすごい労力を使っています。
病院に薬をもらいにいく、という行為を理解するまでに時間がかかるのと、理解出来るまでは延々と、なぜ病院なのか、なぜ薬をもらうのか、あるいはなぜ私は薬を飲んでいるのか、薬は何の薬かを問いただしてくる。
それが認知症の症状なのか、性格的なものなのか、あいまいさがあるだけに、そのイライラがつのり、ついつい怒鳴ってしまう。怒鳴ってしまった後の自分への嫌悪感や一日ずっとすっきりしない気持ち、一人の人に振り回されることで自分の時間が台無しになってしまうことの悔しさ、毎日毎日積み重なっていく。

性格はもともと温厚なのに、ひつこさ、というか意地の強さは昔の人らしく、どう伝えてもどう説明してもどう話しても、どんなやり方も通用しない、そのことだけに終日執着し、私はそのたびに心だけでなく全身を揺さぶられるのです。

実家の父と久しぶりに電話して、その後の体調をきくと痛みは徐々に増してきて、身体の冷えはますます強くなり、夏のようなこの暑さにも靴下をはかないと冷えて眠れないらしい。眠れないのは冷えのせいではなく、死への恐怖だったり身体の緊張であったり自律神経からくるものなのかもしれない。そういう少ない会話の中に父への「何とかしてあげたい」という気持ちの切り替えがうまれ、今日一日が過ぎようとしています。

本当に飲みたくて飲んでいるのか、飲まずにいられないから飲んでいるのか、アルコールに手が出てしまい、夕食が終わるとぐったりして、何も考えたくなくて、ゲームに没頭する。

以前、精神疾患の病の家族をもつ知り合いの人で、世話をしている家族は時間があるとスマホのゲームをしているということをきいて、「ゲームをすること」に対して、マイナスのイメージをもっていた自分が、「ゲームをやらざるを得ない」くらいまで、精神的にいっぱいいっぱいなんだということを、理解できるようになりました。
ゲームなんて、と思っていた自分が「ゲームをすることによって忘れることができる=何も考えない時間をもつことができる。そのことが、また明日からの忙しない日々に追われることができる」というところまで、来ているんだなと思います。

アルコールを飲むとぐったりしてしまって、まだ仕事が残っているにもかかわらず、寝入ってしまうことがたびたびあって、そのたびにお義母さんが待っているから、早くお風呂に入ってあげなきゃという観念にかられて、気もちが休まる日はおろか、休まる時間さえもないなぁと、今日なんとなく、今おかれている自分を客観的にみてみました。

疲れがピークだったのか、「もしかしたら、義母のお世話はもう限界なのかな・・・」
ふと、そういう思いになってきて、「もしかしたら、もう見放してもいいのかな」と考えるようになりました。
何で私がこんなに疲労困憊にならなくちゃいけないのかな、と、もう別に「~しなくちゃいけない」と思わなくてもいいんじゃないかなとそんなことを思いました。今日という日は、そのことをメモしておこうと思いました。

今日までの私は何か目にみえない、自分が勝手に思い込んでいた「~しなくちゃいけない」という「観念」みたいなのがあって、それがきっと自分を苦しめていたのではないかなと思いました。
今までは自暴自棄になって、もう私もきっと身体悪いだろうなと思ってみたり、誰よりも早く死ぬだろうなとか思ってみたり、どうなってもいいやと思ってみたり、そんなふうに自分を大切にできない時間だけが過ぎて行きました。でも、もしかすると明日からはもっと自分を大切にしてみたら、何か気持ちにゆとりがうまれるかもしれないと、そんな風に考えました。

そんなことを考えていた夜、夫がそばにきて「今日は一日ありがとうな。」とあたたかい愛情いっぱいの声をかけてくれる。

私がしてきたことは「観念」だったからなのか、本当は大好きな夫のためだったのか、愛されているから、してあげたいと思ったのか、我に返ったりしていて、今日はまだ葛藤のなかにいます。

明日からまた営業で、気持ちをきりかえてみると、もっともっとお客様に喜ばれるおいしいスープを作りたいなぁとワクワクしてくる。
美味しいだけでなくて、身体も心も喜んでくれる、魂のレベルで「おいしい」と思えるスープが作れるようになれたら幸せだなぁと思うのです。そして、やっぱり私はこの仕事が好きなんだなぁと、この仕事をもっともっとブラッシュアップしていきたい。
ハーブティーとスープのスペシャリストになりたいなと思うのです。

こんな私でもいつかきっと、そうなれる♥と信じています。

人生はまだまだ続くんだなぁ・・・。



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