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20080626 プロフェッショナル

6月24日放送されたNHKの「プロフェッショナル」見た方
いらっしゃいますか?
がん患者専門看護士 田村さんいわゆる緩和ケアや終末医療の現場にいる
看護士さんのプロフェッショナル-仕事の流儀でした。
いやー、頷くところばかりでした。すごく良かったです。
人として「生ききる」現場。まさにその人生の最後まで
診る仕事って本当に想像すらできないくらい
大変な仕事なんだろうなと思っています。
緩和ケアについては、先日のフィトセラピーフォーラムでも
講演をきいたばかりで、それでも現場のことって頭でしか想像できませんでした。
でも、こうやってブラウン管を通して、限られた「生」の中で
人と人のなりを見ていくと
緩和ケア、終末医療の現場だろうとなかろうと、
人生にはやっぱり、最初から最後まで「人と人」見えない何か・・・
つながりなんだなと感じる。
「生」の限界を知った人たちが、いつどの時点で”変わって”いくのか
”生ききるんだ”と思えるときは、いったい何時なんだろうか、と
”自分らしい人生”とはなんだろうか、と考えはじめるのはいつなのか
いつだったか穂高に行ったときに、養生園に行く手段がひとつしかないと
わかったとき、なんていうか今まで、たくさんいろいろなものに
囲まれ選択できる世界にいる自分と、何も選べない世界の中の自分を体感して
そこではじめて、
何か意識できて気づいたように、人は「選択できない」極限の世界になると
何かを気づき、感じ、生まれ変わるような変化が起こるのかもしれない。
でもそこには、必ず「人」のエネルギーを感じ、力と感じ、自分への力と
変換できる瞬間なのだと思う。
今を生きる、それだけでない、「生ききる」という言葉が何とも印象的だった。
最後まで最後まで、生きる、んだな、と思いました。

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