blog
20060606 何もできないとき
やっと、2週間続いていた、甥っ子の熱が下がり始めました。
先々週から40度近い高熱を出し、ご飯は食べるもののあまり元気がなく
妹は仕事のため、実家で預かったいたこの2週間。
先週、ママカフェのsuzuさんと打ち合わせで午後お会いしたあと
本(雑誌を貸したので)を持って帰るのは大変だからと、車でご自宅へ
お送りしようと思ったのですが、何となく、今日はこのままここで解散しようと
さらっと言って自宅へ着くと、胸騒ぎ的中。
さっきまで元気で遊んでいた甥っ子がガタガタ震え、唇は真っ青、呼吸が荒い。
今日は熱もだいぶ下がって安心していた矢先のことで、
私の母が毛布にくるめて抱っこしていましたが、病院連れて行こうと私がすすめ
連れていくことにしました。
母ももう年で甥っ子を抱っこして、病院に連れて行くのも大変で
家にはたまたまお通夜で出かけて父がおらず、病院ももうしまる時間でした。
「あーー誰もいなくて、母もどうしようか」と迷ったのだなぁと悟りました。
近くの病院でちょうど帰ってきた妹と遭遇できてバトンタッチ。
1週間以上続いてようやく下がったかと思った高熱。また40度まで跳ね上がり
これはつまり”ウイルス”が原因でした。
細菌であれば、抗生物質。ウイルスであれば何もできない、それが医者の見解です。
熱がでるということは、今、まさに小さな身体の中でウイルスと戦っているからで
その熱を安易に下げてしまってもいけない。ぐったりして妹の腕の中で安心して眠り
かけているのか、このままどっか行ってしまうのか、不安でいっぱいでした。
チアノーゼがあるので、私立病院に連れて行き医者は子供の身体にさわることなく
ウイルスがまた入ったのですね。と一言言いました。
妹は結構、返事だけはするけど自分からあれこれ質問しないので
私が、白血球は今どれくらい?とか、薬はどんな薬か、高熱で考えられるものは
他に何があるのか、質問攻めに。嫌な役割ですが、素人だから聞くのです。と腹をくくった。
夜19時を過ぎていましたが、それでも急患の待合室は人であふれていて
流行の小児熱の患者の母親は、「さんざん検査して、今頃肺炎でしたって・・・」と
悔しそうに話していました。
検査、検査、また検査、その場限りの説得材料?
そして検査の数字から答えを出し、患者とその家族に説明する医者。
今はそれだけなのでしょうか?
そして、植物療法という仕事に携わっていこうとする私には何ひとつできることがない、
ぼーぜんとして、ただただオロオロして、このまま死んでしまったらどうしようと
涙す自分がなんだか情けなかったです。
ウイルスには薬はきかない、だからこそ何かできるのでは、と考える時に
こんなときは、こう、と今この瞬間にすぐに対処できる自分ではなかったことが
本当に植物療法・自然療法を仕事にして、人の役に立てるのかと疑問に思い、
経験が浅いことを思い知らされた日でもありました。
ウイルスはたとえ高熱がいったん下がったとしても、ウイルスがなくなった
わけではない。また免疫が下がっているときは、別のウイルスが入りこむことがあるので
油断することなく、また便の様子(便が硬い・少ないとまた高熱を出すことも)や
食べる量、顔色、まだ話せない小児には、そういったところを細かく注意して
見守る必要がありますね。
これを機に今回私がやってみようと思ったものは東城百合子さんの「家庭でできる自然療法」の
中にある梅肉エキス。何の熱かわからなくても湯でうすめて飲むだけで
大難を免れると記載され、解熱作用もあるようです。
それ以外にも野菜や果物、まだ1歳ですが力になるものはきっとあるはず。
正しい知識と使い方で経験をたくさん積んでいかなきゃ、と改めて思いました。
人気blogランキングへ