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20050717 もうひとつのお気に入りの本から学ぶ

八ヶ岳の食卓 萩尾エリ子さん
<簡素でおいしいレシピ 美しく愛しい普通の一日>
hon
私が大好きな本のひとつです。
ハーブが好きな人ならきっと知ってるはず。
この本は4年間、長野日報に連載されたレシピとエッセイを
まとめたもので、長野での生活の幸せがいっぱいつまっている本です。
料理研究家やハーブ研究家の方が様々な本を書いている中
地道に地元活動をされ売上や利益にとらわれず人々の健康や生活に
根付いた形で活動され出版にいたるスタイルには見習いたいばかりです。
長野の八ヶ岳はハーブ環境にはとても適しているといわれていますが
それはそれは冬はとても寒く厳しいところだと聞いています。
そんな中で22年以上も長野に移り住み生活をし、地元地域の
病院でのボランティア活動、様々な公演、そしてオーガニックガーデン
を作るなど、この方が本来のハーブのスペシャリストだと思います。
だけど、医療の中の植物療法の参考書として
もうひとつの萩尾さんの本『ハーブの図鑑』(池田書店)
などを拝見していると
エキナセアのコメントに
「野生から遠くなった現代人に注目されたようです。
野から薬効が見だされるのはありがたいことですが、
すぐに飛びつくのではなく日常の中で食べ物と同じ
ように、バランスよく草たちに接したいものです。」

とあります。
実はこの言葉が私の中でずーとどこかにひっかかっていて
やっぱりハーブって日常のものだよなって改めて考えさせられます。
ハーブの良さは
古くから人間が生活の場の周辺に自生する山野草の中から
食用や薬用として有用なものを取捨選択してきた植物という
ことから、あまりメディカルに特化してしまうと
本当に必要な人が手にとれなくなってしまう可能性があるのかも
しれない。

かなり前に『自然回帰』の時代が絶対くると信じていた私は
昔の人が知恵を絞って上手にハーブを生活の中で使いこなして
いたように、今もこれからも安全でかつシンプルな生活にもどって
いくことが大切なんだと、今、改めて思います。
Hanoenではやっぱり生活の中に本当に身近に感じてもらう
スタイルにこだわって、だけどメディカルなこともちゃんと知っておく

そういう伝播活動をしていくべきなのかなって思います。
ブログを書いているといろいろな自分が整理できていいですね。
☆この本、ハーブをふんだんにつかったレシピ全書です。笑
しかもとっても簡単、誰でもできそう。勿論この私でも!
是非、読んで見てくださいね。

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