aromatopia No.147の巻頭言

aromatopia No.147の巻頭言で、「人間と植物の関係」の記事がとっても好きなのでご紹介しておきます。
読まれた方はいらっしゃいますか?
私はこの手の話が大好きなのですが、ちょっと前の植物の講義でも「植物には感情があるか?」という質問に、感情という定義にもいろいろあるが迷わず「あります」と答えたくらい、私は植物の世界観に尊敬の念を抱いています。

内容はアメリカの大学の研究で、植物や花を職場に置くと認知能力や問題解決能力が著しく向上するという結果が出たそうな。例えば職場のウェルビーイングが47%アップ、記憶力が20%アップするというもの。
緑をオフィスに置くことでよい仕事ができるということですね~。昔からそれはあるな、と感じていました。証明されてきたなぁと。


もうひとつは、植物の「リスク感度」に関する研究で、安定して十分な利益が得られているならリスクを冒さず、利益が少なく失うものがほとんどない状態ならリスクをとってでも変化を求めるという、リスク感度原則従う結果データ。

植物の生物学的な適応力と自然の機会を効率よく利用する能力。

植物の生き方についての本はたくさんあるし、いろんな書籍からも「生きる術」を知ることができるのですが、それを私たち人間にも当てはめていく、というか、見習っていく?ことが必要と思います。
この植物の凄まじい生きるための、生き残っていくための戦いは、実はとってもシンプルでもあると思います。

人間は脳を持っているので、思考も複雑化していて人が人に対して結果を求める生き物だから、仕方ないんだけど、植物のシンプルな本能のような知恵はとっても参考になります。

それでも植物は光や水が必要なので、観葉植物等は人間の助けを必要としますし、植物だけが自走して生きているわけでもなく、人と共存していることも事実です。

ある日、部屋の観葉植物に今までよりもちょっとたくさん水をあげてみたら、ものすごーく大きく青々とした葉に成長して、これまでよりも元気になって、見る人の目を奪い幸せ感を醸し出しているようで、とても「嬉しがっている」ように見えて、私もうれしくなって、よかったねぇと思わず話しかけたりして・・・苦笑。

AIがこれからの人間の世界を支配していくといわれているけれども、人は到底植物の力にはかなわないでしょうねぇ。人はそれだけ植物の恩恵をうけてますからね。



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