先週の話です。
久しぶりにJAMHAのシンポジウムに参加してきました。
結婚してなかなか思うように時間調整ができなくて
そういったセミナーに参加するのは本当に久しぶりでした。
緑蔭診療所の橋口先生の「日常診療におけるハーブ療法の役割」
は大変勉強になりました。
このお話の中で、
うつ病などに使われる最近の西洋薬はかなり進歩してきていて
副作用がほとんどないものが出てきたんだそうです。
(これは、現に友人が処方されていて話を聞いていたので
知っていましたが。)
そして実際にその薬も様々な患者さんに処方されていて、効果もよく
ハーブやアロマなどのハーブ療法を強みとしている橋口先生自身も
だからといって、西洋薬を無視せず、きちんとその患者さんが
どちらが適しているかで決めていくそうです。
それが医者としての役割だというお話でした。
確かに薬でもハーブでもアロマでも、その人がどんな処方が効果的なのか
判断できて、処方できるのは医者だからこそですね。(日本では)
そういった倫理を知っておくことはとても重要だと感じました。
ハーブやアロマがあるから、何でも当てはめていくのではなく
その人が治るため、目標とするゴールに向かうため
今、何が必要かを見極め、必要のない人にはハーブやアロマを
使わないこともきちんと見極めなくてはならないとのことでした。
それは私たち、医療従事者でないものでも
ハーブやアロマを必要な分だけ必要な人へきちんとお届けすることが
とても大事なんだと、一度リセットして考えていくべきことだと
思いました。
本当は本当は、そういったものを必要としないで健康維持、病気予防が
できたら一番いいのでしょうけど。。。。現代社会ではきっと無理。
というか、今の生活の中でいろんなところで植物療法は介在しているのです。
知らないところで何気なく植物の恩恵をうけているということを
知るだけでもよいと思います。
ハーブの仕事はそれを伝えていくだけでも大きな意義があると
私は思っています。
20110703 橋口先生のはなし
コメントはまだありません »
No comments yet.
RSS feed for comments on this post. TrackBack URL
Leave a comment
コメントを投稿するにはログインしてください。