おせちのこと
一年に一度だけだから、記憶は当然薄れるわけで、お正月のお節はうまくいくものがあれば失敗するものもある。
黒豆はお姑さんから引き継いだ先祖代々?の分量でつくるのだけど、一緒につくったのは数回だから毎年失敗しています。
今年も同じように重そうやサビの釘、沸騰させない、豆が汁より出ないように、泡泡をこまめにとる、とかレシピ通りに作ったけど、同じ味にならない不思議。
ところでこの黒豆から出る泡泡見ていて、この泡って何だろうと妄想がはじまる。この泡も植物の一種の息遣いだとすると、煮方ひとつで味に差が出るのは分かる気がする。
黒豆が「あぁ、気持ちいい」とちょうどいいお風呂の湯加減で一息つくような煮方だったらきっと美味しい黒豆になるだろうな、なんて思った師走。
これからも植物が気持ちいいと思う調理を突き詰めていきたいと変な決意を固めた私。
植物に教えられることはまだまだありそう。
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