今年のGWは法事でした。
夫のお義父様の23回忌で夫が夢で呼ばれたんだそうな。これは絶対行かないとねと二人で話し合って決めたのが4月(爆)。いつも決めるのが遅い二人ですが何とか旅程も決まっててんやわんや。いつもこんな感じ・・。(-_-メ)
今度岡山に行ったら絶対寄ろうねといっていた夫方のお祖母さまの故郷、鞆の浦。最初に寄ったのは2018年の時でその時は車で回っただけだったのですが、まさに街に一目惚れした私は、必ずまたここに来るんだ!と強い意志をもって、来訪しました。
思ったとおり本当に情緒あふれる素敵な街。なんというかつくられた感のない昔のまま、そのまま時が過ぎてきた、そんな街です。こういう街=町ってずっと守られてほしいなと思います。(下部に写真を配置しました)
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鞆の浦で最初に見つけた入江豊三郎本店さんの十六味保命酒。(リキュールです)
そういうえば知り合いのフードコーディネーターさんから味醂を教えていただいていたのに、すっかり忘れてしまい。ま、同じようなものだからいっか、と思いつつ。(全然違うけど保命酒の原酒づくりは途中の過程までは本みりんと同様ですって)
砂糖や人工甘味料は使わずにもち米、麹米と焼酎で高麗人参、菊花、黄精、桂皮、枸杞子、甘草、丁子など16種の薬味を漬け込んでできたもの。養命酒の原型ともいわれているのだとか。。
保命酒の起源は江戸時代の初めだそうで、あの鞆の浦の港の停泊所にて様々な階級の人々の憩いの酒として、藩の御用酒として親しまれてきたんだそう。各お店によって原料は違うそうですが、現在では醸造元は4軒のみ。
保命酒はそれぞれ違うレシピの和漢の薬味を漬け込んで熟成され製品になっている。それぞれのお店の味の違いを楽しんでもいいと思います。
高麗人参、黄精、甘草(アダプトゲンハーブですね)、菊花(カモミール)、桂皮(シナモン)、枸杞子(クコの実)、丁子(クローブ)※ハーブのティンクチャーも味醂に漬け込んでもいいかも!
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いつもお店と家とを往復していると視界が狭くなって、見えていないものがたくさんあるなーと旅を通して思います。
お店は自分の顔であり、個性であり、私自身でもあるのですよね。それがずっと狭い世界の中にいると新しい風が入ってこないし、飽きも出てきます。
そういえば店は「見せ」「魅せ」「診せ」だったり。いろんな意味をもつ。
旅先でどこのお店に入ろうかとなったとき、私も夫も流行りの店は入ろうとも思わなかったのね。
その町でその町の顔としてその町ならではの、そしてその町の人が経営している店。
そんな店に入ろうとしていた二人。
だからこそ今一度自分の店も原点にかえって、私の店をもう一度考えなおして再出発しなければいけないなと思いました。