20080923 ジュニアハーブ講座

この秋から小学生向けのハーブ講座がはじまります。
今行っている教育関係のお仕事とリンクする部分もあって
いろいろアドバイスを受けながら秋から簡単なハーブ講座を
はじめることになりました。
すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが
平成24年度から中学の保険体育に「薬教育」が新たに加わります。
薬がコンビニで気軽に買えるようになったことから
社会的背景からの影響と伺えるのですが
小学生の体力の低下や、薬の使用方法、生活習慣などを含めた
ホリスティックな健康への意識も強まりつつあると思っています。
以前私が司会を努めさせていただいた、
幕内先生の「学校給食の講演会」のときにもお話があったのですが
すでに小学生で生活習慣病の子供がいるという現状。
10年後の小学生が危ない!という話。
いろいろな社会的状況を踏まえると、これからの子供の教育現場も
変革していくと考えています。
それとはちょっと方向性が異なりますが
私が行うハーブ講座はあくまでも五感を養うのが目的。
本来大人よりも子供のほうが五感の感度は優れていると思いますし
たぶん、植物への好奇心も潜在的に強くあるのではないかと思います。
植物の色や形、育つ場所、その意味やストーリーから
自然や植物への意識を育み、また地球環境への意識へもつなげていきたい。
でも、そこへ持っていく前にきっかけとなる「何か」が必要で
そこに私ができることがあるかもしれないと思い昨年から企画し
今回ご縁があって、カルチャーセンターでタートすることになりました。
ハーブとは何か、と考える「思考」をテーマにしたもの
ハーブの色の不思議から植物の奥深さを知っていくもの
香りが人間に与えてくれるもの
植物を触れることの大切さ、触れて初めてわかるもの
植物からできる日常のケァやモノに頼らない暮らしを考えていく
そんなテーマで全6回コースです。
まだまだ「教育」というには遠い道のりですが
五感を使って、植物の生き方を知ることは、
人間社会で心身ともに健康で生きていく
小さなヒントを得ることにもつながると思っています。
「Hanoenさんはこの講座で何を一番伝えたいですか?」と
質問をうけたことがあるのですが
私がこの講座で子供たちに一番伝えたいことは
「答えはひとつだけじゃない」
ということです。
植物を使った講座だからこそ、それが可能だと思っていて
ものごとを一方通行から見るのではなく
多方向から、多角的にものごとを見て考えて欲しい
植物も自然も私たちにとってすばらしい存在であると同時に
時には脅威で、植物だって使い方や使う人にとって
薬となれば毒となることもある
正しいことと間違っていることは、時と場合によっては
逆転することもあるんだよ、ということを知って欲しいと思うのです。
それが人と人との関わりにも重ねることができるってこと。
だから1+1=2という教育とはちょっと違うかなー。
長い道のりですが、一歩ずつ伝えられることからはじめていきます。
今日、甥っ子が
「ハイビスカスとローズヒップってある?」と聞いてきた。
なんと子供の絵本にハーブのアイスティーの作り方が出ていたそうな。
大どろぼうのかんぱい
その名も「おしゃれなまじょのアイスティー」
本2
「そのこちゃん(私)はハーブ屋さんだから、僕んちは作れるんだ」
と独り言をいいながら、ハーブのアイスティーを楽しそうに
作っていました。
ハーブティー
ジュニアハーブ講座のご案内はこちら



2 Comments »

  1. 五感が一番な時期に五感に訴えられる授業が受けられるのは、幸せですね。
    先日の東城百合子さんのお話しでも自然・・への感謝やお天道様への感謝・・そして、薬草たちの力。そういったものをすごく感じました。
    忘れてしまうような、現代の生き方に、いい刺激になりますね。
    葉の園さんって幅広いな~~.

    コメント by runa2tomo — 2008/09/26 @ 5:36 PM

  2. >先日の東城百合子さんのお話しでも自然・・への感謝やお天道様への感謝・・そして、薬草たちの力。そういったものをすごく感じました。
    >忘れてしまうような、現代の生き方に、いい刺激になりますね。
    >葉の園さんって幅広いな~~.

    コメント by Hanoen — 2008/09/28 @ 12:10 AM

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