20080610 魔法とホリスティック

人間がもっている臓器で
唯一魔法が使えるとしたら
それはなんだと思いますか?
それは「口」です。
口からは、言葉が出ます。言葉にはいろんな魔法がかかり
人を驚かせたり、喜ばせたり、悲しくさせたり、楽しくさせたり
騙したり、慰めたり、勇気付けたり、
でも、言葉は言葉でしかないんだよね。
人間はその言葉の魔法に、ときどきかかってしまうの。
言葉から一喜一憂して、
喜びに満ち溢れたかと思っていたら
実は、それは魔法にかけられていただけ。ウソだったとか
言葉は材料のひとつ
人を騙すために使う材料だったり、人を陥れるための材料だったり
あるいは
自分をよく見せるための材料だったり、自分をかばうための材料だったり
だからね。
人を見るときは、全部みなくちゃ、ダメなんだよね。
それをホリスティックに見るとでも言おうか。
ホリスティックは「全体の」という意味があるけれど
言葉の魔法にかかったら
まずはその人の行動を見てみよう。
その人の気持ちを見てみよう。
そうすると、言葉とは全く裏腹な人間性が見えてくるかもしれない。
そして魔法の言葉の裏にはどんな思いがあるのだろうとか
言葉と言葉の間にも、何か見えない何かが見えてくるときがあるかもしれない
そうやって、言葉以外の人間全体を見れるようになったら
きっと魔法からとけるに違いない。
魔法はね。いつでも。どこでもかかってもおかしくないんだよね。
でもね。魔法をとくためには、自分自身がたくさんの経験を積んで
たくさんの人と出会って、感動したり泣いたり
まずは人間的にも成長することが大事。人をしっかり見る目を養うこと。
そうすれば、魔法なんかかからないし、かかっても自分でとくことができる。
人と人のぶつかりは「本気」と「全体で」
そうすれば真の意味での人間関係がつくれるんじゃないかな。


スポンサードリンク




2 Comments »

  1. 言葉より行動と私は思います。
    いつしか、日本人の学力が上がり、言葉はとてもうまくなった気がします。
    そんな時いつも言葉に耳をふさぎ、その人の行動だけを見ることにしています。
    行動は言葉ほど巧にできませんしね
    ふと・・いろんなこと思い出しました

    コメント by フィトライフ — 2008/06/12 @ 12:20 AM

  2. >いつしか、日本人の学力が上がり、言葉はとてもうまくなった気がします。
    確かに。いい意味でも悪い意味でも、言葉の使い方がヘンにかしこくなったように思います。
    >そんな時いつも言葉に耳をふさぎ、その人の行動だけを見ることにしています。
    >行動は言葉ほど巧にできませんしね
    —-
    そう、巧みにできなからこそ人間らしさって出るんでしょうね。
    人間は完璧でないもの。言葉が完璧だからって人間らしいということではないんですよね。
    耳や眼と比べて口はひとつなのは、ひとつだからこそ大切な言葉だけ伝えるようにしたんだと思う。
    それがいつの間にか言い訳や取り繕いに使うようになってしまったんですね。
    なにを思い出されたのでしょうか・・・。

    コメント by Hanoen — 2008/06/12 @ 4:04 PM

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

コメントを投稿するにはログインしてください。