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20060511 あいのお茶

友人から「あいのお茶」をいただいた。
って、”藍のお茶”です。笑
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実は藍染のお茶があること、知りませんでした。(^・^)
調べてみると蓼藍(タデアイ)というタデ科のタデ属の植物
成分にインドキシル配糖体(インディカン)含む。これがあの藍の正体ね。
※インディカンは加水分解によってインドキシル、酸化でインディゴになる、、とのこと。
藍染の原理はこういうこと。
作用は消炎、解毒、解熱、止血、収斂、、、、うん?外用か?
というわけでもなさそう。適応に火傷以外にもキノコ中毒とかある。。。
飲み方には開花前に採取した葉を乾燥させて水をかけて発酵させ、石灰を加えて
かき混ぜ、液面の泡をすくいとり乾燥したものを粉末として服用。とあります。
そのまま葉をお茶として飲んじゃいけないの?????
でも、ちゃーーんとお茶で飲まれてるとお聞きしたので飲んでみました。
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入れたて、青~い色を期待していたが、なんと普通のお茶の色でした。
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藍染に使われる藍の葉は生葉を使うそうですね。その時は葉は緑。それでいてあの藍の色が
出るから不思議ですよねーー。
ただ、乾燥した藍の葉は、中のインジカンが葉の組織が破壊されることで酵素と出会うので、
インジゴに変化してしまい生葉染めには使えなくなるのだそう。
(高木 豊「藍の生葉染め基礎知識入門」より)
採取して余った葉たちの使い道がこのお茶としての役割になっているのかもかな?
お茶を頂いた方にもっと聞きたーーい。どなたか教えてくださいませ。
インディゴを含む植物に他には、タイセイ(アブラナ科)、インドキアイ(マメ科)、
リュウキュウアイ(キツネノゴマ科)などがあるそうです。
また、アメリカ西部で生産されているデニムの藍(青)は、サソリやガラガラ蛇から
だそうで、藍の色には人を守るという意味もあるのだそう。
日本の青は、ヤマアイ(トウダイグサ科)を材料に染めていたそうです。
そのため、緑に近い青だったそうですよ。
タデアイの同種・近縁の西洋のハーブに、ビストート(Polygonum bistorta)があり
根を使用するメディカルハーブは安全性クラスも高いようです。
漢方薬の一種でもある藍は毒蛇など害虫を防ぐ作用としても知られ、
この根は板藍根(はんらんこん)で熱性の風邪に使用されるそうです。
いずれにしてもこの「藍の茶」の正体、そして飲み方、もっと深く調べてみたいですね。

(さらに…)