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20051029 毎日りんごはキツイけど

今日、りんごをまるごと1個食べました。
apple
実は所属する団体の”メディカルハーブ”の定義に
メディカルハーブとは疾病の予防、治療などを目的に用いられるハーブおよび
その製品を意味するが、ここではある種の機能を有する植物性食品も含むものとする。

ということで
りんごについて調べてみると
「ペクチンを豊富に含むため、コレステロールを下げる効果があるとともに
腸内細菌叢改善作用がある。またカリウムは高血圧予防に高い効果」
とあります。
先日、日経健康セミナー21に行ってきました。
【果物からはじめる健康生活】
果物を積極的に摂りましょうということで、いろいろな果物の
薬効や実験文献の紹介など聞いて参りました。
ご存知のようにハーブにはたくさんの植物の代謝経路で生成される
化学物質が含まれていますが
果物にももちろん、同じように栄養成分が含まれています。
ビタミンA、E、B群、ミネラル(カリウム)、食物繊維、糖分など
その中で果物を摂ると糖分の摂りすぎで太りやすいという誤解
について話がありました。
肥満とは身体の消費エネルギーより摂取エネルギーが多いことにより
過剰な分、脂肪の形として蓄積された状態。
肥満は必ずしも甘いもの⇒太る だけではいえません。
そもそも甘味=エネルギーではないのでそこで誤解がとけるはずですが
ブドウ糖や果糖が血糖値をあげやすいため⇒中性脂肪の生成を促進で
糖尿病や肥満になりやすい、といわれるそうです。
確かにマウスの実験結果ではそのような文献があるそうですが
よくよく文献を調べてみると、マウスに与えた量が人間でいうと
1日に果糖を数百グラム摂るという例で、果物にすると数キログラムを
一度に食べるということはないわけで・・・。
また極端な摂取でなければ、果糖は肝臓でちゃんと代謝されます。
最近では果物を摂取することにより中性脂肪が減少するとの報告も・・・。
ところで、果物毎日1コ食べましょうという運動ですが
これはそれぞれの家庭のおさいふ事情につながってきませんか?
また果物の農薬の問題、子どもの摂取量の減少なども問題化されています。
私としては毎日果物ひとつはとっても贅沢なことだと思っています。
でも、自然の形で育った植物・果物はそれなりに身体にいいものだと
思っています。
ハーブティーも果物も適度に食生活に取り入れて、無理のないスタイルで
長く続けていけば、いいのかなぁと思いました。
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http://www.maff.go.jp/mail/sslup.htm

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