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20050831 婦人科の病気とハーブ
最近立て続けに話を聞いたこともあり
私のまわりにも多くの女性が悩んでいたし、もちろん自分もそうだし。
ちょっと最近の事例と調べたことを書いてみたいと思います。
ある種の婦人科の病気で長い間、痛みと精神的ダメージの症状に
悩まされている方で、いろいろな健康食品、お薬、サプリメント類、漢方を
試されている方がいらっしゃって、もちろん私の知らないようなものまで
そうねーーいいと言われるものはほとんど試したのではないかと思います。
私にもどーすることができず、もちろんハーブティーは飲んで
頂いていますが結果がそうすぐに出るものではありません。
そんな彼女から実はちょっと前にある報告を受けたのですが、
ハーブの中でひとつだけ症状緩和といえるものがあったとのこと。
それは「バレリアン」のサプリメント。
「バレリアン」それはねぇ、とてもお世辞でも美味しいハーブとは
いえません。くさい。(感じがするのです)
サプリメントだから、彼女はまぁまぁ摂取することができたそうです。
でもハーブティーはちょっと。。チンキもちょっと。。。です。
バレリアン(西洋カノコソウ)は
主にストレス関連、心身症予防に適用されるハーブの代表。
とりわけ、不眠などに良いとされていてアメリカでは上位を占めています。
強い精油成分とアルカロイドの一種が含まれ神経系に直接作用し、
鎮静効果があるといわれています。
で、不思議に思ったのですが、婦人科疾患に代表されるハーブには
アンジェリカだったり、チェストベリーだったり、ラズベリーリーフ
ブラックコホシュなどなど、いわゆる女性ホルモンの分泌調節作用
のものが主にファーストチョイスにあげられます。
ただこれらは、彼女にとってはほとんど症状に変化がなく
バレリアンはもともと鎮痛作用はあるのですが、
婦人科のファーストチョイスになったことは少し驚き。
で、ちょっと好奇心わいていろいろ並べてみました。
メディカルハーブとして調べてみると
バレリアンの性質は 辛味、やや苦味、冷、乾。
成分はイソ吉草酸、ボルネオールなど強い香りを含む
主な作用は精神安定、抗けいれん、去痰、利尿、鎮痛など
通常だと同じ成分が入っているもの、同じ症状に作用するもので
他にないかなぁと探すのだけど、例えば、性質!
辛味、やや苦味、冷、乾 というキーで探してみたら
どうだろうと思いました。
そしてそれらとうまく組み合わせることで、もしくは変わりにすることで
美味しくハーブティーを飲めるのでは?と思いました。
■同じ辛味:ガーリック、アンジェリカ、ゴボウの種、ヨモギ
ポットマリーゴールド、トウガラシ、シナモン、ミカン、エキナセア・・・
などなどまだあります。
そしてその中で
■同じ冷、乾:エキナセア、マザーワート、ミント、セージ・・・・
などなど。。。
というように”苦味”などもプラスしてどんどん絞込み
あてはめていくと、もしくはブレンドすると何か発見があるかも。
と思います。
この選び方って実は代替医療のアロマでも(手法は別ですが)
使われていて、芳香成分からでないチョイス方法が実際行われています。
ハーブも化学成分や歴史にこだわらず、その人にあったもので
身体も心も必要としているものを西洋医学的でなく
自然な形で取り入れるのもいいのかなと思います。
彼女にはこのブレンドハーブを次回提案してみようと思います。
結果をまた報告しますね。