blog

夢のはなし。

突然、フランスに行く夢をみた。
私と母が先についていて、後からくる父をそこで待っているという夢。
年老いた母の方を先に現地におき、父が無事飛行機に乗れたかどうか心配しながら待っている私。
けれど父は来ない。
外は少し雨がふっていて、通りまで出てみるけど来ない。

夢から覚めて、そうだった父は亡くなったんだと気が付く。だから来なかったんだ。
変な夢だったなと思いつつ、それは父をまだ想っているからだろうなと考えながら普通の日常に戻っていた。
故人は生きている家族にいろんな想いや課題、問いを残していく。
死んでほしくない、生きてほしいとは周りが思うことで、本人はどうだったのかな、とか。いまさら思う。
確かに父は最初は生きたいと思っていた。治療に前向きでまだ道はあると信じていた。
それがいつの間にか、もういいんだ、「お父さんはもうくたびれた。」。延命はしない、と。そして早く逝きたいとも言うようになった。病気の人がそう変わっていく様をありありと見せつけられた。
そんなことも今さら考えたりして、答えのない問いを自分自身にしてみたり。
夢をみることによって、そうやって父のことを考える。

故人を思い出すことが供養になる、とはよくいうけど私はいつもふっと思い出す。
運転しているとき、朝おきたとき、夜寝る前とか。
そして、父は本当は何をどう思っていたのか、結局何も語らずに逝ってしまったなと。着地点のない想いがグルグルして、そして忙しない日常で消えていく。
父の夢は3回くらいみた。
いつも父は黙っていて、一度だけ独り言のようにつぶやいたことあったけど私と会話したことはない。あちらの世界では故人は夢で話しかけちゃいけないらしいから、仕方ないのかな。
でも父には感謝している。
私を娘にしてくれてありがとう。父の娘でよかったです。
来世では逢えるのかな。