IMRT-父のこと13

父の治療も後半戦となりました。
「戦」と書くと、たたかいという意味になってしまうのであまり好きではありません。

2016-10-02-13-40-34

お店に来るお客様や様々な人生の先輩たちにアドバイスをいただいて、病気とは「生き方の見直し」であるということに尽きると、常々思います。だから病気を敵視してはいけないと。教えてくれた病気特に癌、症状に感謝しないといけないと教わりました。

フラワーエッセンスの効果なのか、私もだいぶ落ち着きを取戻し、動悸がおさまりつつあるのと、ただ時々感情が乱れることが多いです。お友だちもご両親が病気になったときは、本当につらい毎日を送っていたのを聞いています。だから「親」の病気は「子」にとって、目に見えないところでとても大きな精神的ショックと身体への負担があるのでしょうね。

さて、父の癌細胞ですが、タイトル通り「IMRT(強度変調放射線治療)」によって、経過が順調です。とお医者様から言葉をいただいております。実際に頭頚科でも画像診断をしていただき見せてもらいました。肉眼で見えていた癌はほぼなくなっていました。
それとは反対に父の体力は消耗していて、歩くとき足を引きずるようになりました。そして一番こたえているのは、放射線による副作用、喉の痛み、皮膚の痛み、倦怠感、不眠、食欲不振です。

胃ろうなので便秘気味で、時に下痢をし、あまり良いともいえません。
日に日に弱っていく父をみて、もう「○○したら」ともいえなくなってしまいました。それが家族なんだなと思います。
経験したことのない、また別の家族愛の形なのでしょうか。理想と現実はこんなにも違うのですね。
今は副作用のない代替療法を教えても、全く気にもとめていないし気力もない。だからもどかしいですが、仕方ありません。

70グレイという最高の放射線量をあびます。これが良いか悪いかはもう議論しません。何もいいません。最後まで受けるといっていますし、医師もやるといっています。途中でやめることのリスクがあるからでしょうね。
だから少しでも癌を小さくして、残ったとしても癌と共存しながら大きくしない、転移させない生き方で、という最初の方針はどこかへ消えてしまい、「念のため」という名目で最後まで放射線治療をするようです。

私たちはただ見守るだけです。

私がお店の休みを利用して月曜日と火曜日送迎、妹が4人の子どもを抱えながらフルタイムの仕事で水曜日と木曜日の送迎、姉が金曜日の送迎と毎日の食事。1か月半、一生懸命父の生還を祈って。

みんな、父のことを思っているよ。
あと少し。がんばって通院しよう。


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