初七日をすぎてー父のこと-30

父の思い出を思い出すのがつらくて、周りの方に挨拶できていません。母は親戚にも知らせるのが嫌だと。。。何が嫌なのかと考えたけど、きっと私と同じ。父のことを話したくない、思い出したくない、思い出すとつらい、からなのだと思います。
このblogを書き留めておくことで、いつかまた本当に思い出したくなったときに読めればいいなと、書き留めていますが今は人と話す気力がありません。

先日姉とLINEやりとりしていて、私は結局情報に振り回されて父のお金をたくさん使わせてしまっただけかもしれない、と言いました。姉もそんなこといったらみんな後悔ばかりで、後悔しない人なんていないよ、と返してくれました。
ただはっきり言えるのは、父のした治療はいったいなんの意味があったのかなーと振り返っては、すっきりしない気持ちになる。その繰り返しです。
結局父はなぜ死んだの?原因は何だったのだろうか、と考えています。
薬が好きで医者が絶対で、そんな父が病院をきらって最後は治療を拒否していた。
でも、最後は薬漬けだった。
そこに「自然治癒」なんてもう存在していませんでした。

セカンドオピニオンを受けたとき、「もうそれは何もしない方がいいよ」と言ってくれた先生が一番正しかったような気がする。癌とはそういう病気なんだということがなんとなくわかった。

人を生かすのも殺すのも、手法ではない。ということもわかった。

寿命をなんとなく潜在的にわかったいた父。
私は何の力にもなれなかった。

そういう後悔が、今、心の中で埋め尽くされていっぱいになっている。



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