自然や植物、その生態系を深く学んでいくと、自分との生き方に重ねたりすることができて、また新たな自分発見につながったり、気持ちが変わったりして行動に変化が現れたり、面白いものです。
ハナカマキリという生きものがいます。
ランなどの花に擬態します。
(.生きものが他の生きものや環境などに体を似せること=擬態です。)
ハナカマキリは、ランの花に間違えて近づく昆虫などを捕まえて捉えます。
紫外線の反射が花に似ているので騙されやすいのだそうです。また若いカマキリは、ミツバチのフェロモンに似た物質を顎に持ち、その匂いで騙すこともわかってきたそう。
この匂いは相手を誘き寄せる場合と、自分自身を強敵から隠すのと、両方に使うのですね。まさに自然界で身につけた知恵なのです。
昆虫と植物のうまい共生というのでしょうか。
隠れたり騙したり、それぞれの社会のなかで生存していくために、子孫を残していくために知恵を絞り生きていく。
人もある種の一つの社会で生きていますよね。昆虫や植物の生涯は儚いものですが、人ももっと貪欲に生きても良いのだと思います。
私も偉そうなこと、言えないんだけど、まだもう少し頑張った方がいいかな、いつもそう思いながら生きています。
最近、若い人たちの心痛む事件や事故が多くて。。。
※大好きな分野の記事でしたので、共有したく、生命誌研究館から発行されている「生命誌84号」から引用させていただきました。
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