人の縁を結ぶ店

この間、といっても随分前だけど、懐かしい人が来店したのね、具体的にいうと「懐かしい人ともうお二人が」です。

2014年葉の園がオープンしてカフェの事業を展開して間もなく、本当に近所の近所に住んでいる男性がお見えになりました。
毎回仕事帰りで、クリーニングでワイシャツを受け取って、その帰りに寄ってくださっていたのね。(そのクリーニング店もなくなってしまいましたが)
独身でイケメンで、ダンディで(といったら脚色か?)、チーズが大好きでチーズの雑学で話が盛り上がり、たまにきてお茶を飲んで帰っていかれる、という方でした。
しばらくして、その方が都内で働くに住むところは近いほうがよいといって、都内に引っ越します、とお知らせにきてくださいました。

あ~こうして、ひとり、またひとりと会えなくなってしまう人がいるのだなぁと思ったのです、というのも、同じ建物に住む独身Uちゃんが結婚してお嫁にいくとか、よく来てくれたハーブ好き男性が遠く引っ越しますとか、来ては去って来ては去ってと、出会いと別れの繰り返し、、そんな風に感傷的な気分になったものでした。

そしてそれから数年、チーズ好きイケメン男性が、なななななんと、素敵な奥様をそのお腹の中には間もなく誕生する赤ちゃんと一緒に来てくれたではないですか!

「覚えていますか?}って、覚えているに決まっているーーー。だってウチお客様、少ないし(笑)数少ないお客様の顔、忘れるコトなし。チーズイケメンじゃないですか!(とは言いませんが)、、(^O^)
懐かしいなぁ、懐かしいなぁ。
それでそれで、奥様との馴れ初めは?なんて会話から、これから生まれてくるお子さんのこと、ご家庭のこととか話に花が咲きました。
懐かしいお客様の今を聴くのは、なんというかとても幸せな気持ちになるし、それよりもこうやって会いに来てくれるのがとてもうれしかったのです。

そしてつい先日も、お嫁にいってしまったUちゃん。数年ぶりにインスタを見つけてくださったことからコメントをくださって、こちらに来るときは寄りますねーってメッセージをくれました。

そう、お店をやっていて「これが一番うれしいのです」
人の縁って素敵ですよね。

お店というのは、そういう出会いと縁がたくさんつまったものなんですね。
だから、お店ってインターネットとは違う、目に見えない「宝もの」があるんです。
1か月姿が見えなくとも、3か月、半年、1年、2年、、、お会いできなくても、継続していればいつか必ず「お久しぶりです」って会うことができる、それが「店」なんだと思うんです。


カフェは人が出会い、語らう場所。

年を重ねてもいつか出会える場所。

そういう場所を作ったこと。私にとっても宝の場所です。

これからも葉の園をどうぞよろしくお願いします。

そして、一度でもいらしたことがある方、是非、またいらしてください。
「覚えていますか?」って。

「覚えてるにきまってる」。(^_-)-☆


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