生命誌

もう何年になるでしょうか。生命誌という機関紙を取り続けて十数年?かな。
JTが発行しているものなんですが、「人間も含めてのさまざまな生きものたちの「生きている」様子を見つめ、そこから「どう生きるか」を探す新しい知です。」とのこと。引用元は


生命誌は「生きる」「生命」に関わることについて研究し様々な情報を私たちにわかりやすく提供してくれる情報誌で、時にとっても難しく時にとても分かりやすく、私にとってはやめられない機関紙となっています。

ハーブの仕事をしていると生命誌は人間だけでなく植物や昆虫の生命体の奥深さを垣間見れるところが魅力で、時に講座のなかで余談や雑談にも使える情報がたくさんです。

年に数回しか発行していないので読むときはちゃんと読むし、忙しいときはポイってなってしまうこともしばしばありますが、なんかやめられないんですよね、笑。

99号では脂質の研究で「脂質シグナル分子」を追い続けている「清水先生」のインタビューが掲載されていて、人間にとって脂質がいかに大事がという発見と知識とを少しだけ教えてくださっています。
清水先生はもともとお医者さまで時に肺専門として医療に携わっていましたが、今の医療だけではなかなか治せないことに医師としての限界を感じ、基礎研究の方へ転換されます。
それが脂質の世界への扉の第一歩だったのですね。

脂質は三大栄養素のひとつでエネルギー源としても大事で細胞膜の主要な構成成分ですが、さらには単体でも様々な生理作用を調整する働きがあるそうです。脂質の重要性は以前「地曳先生」の講座でも多少知識としていれておきましたが、これからの最先端の分野といっても過言ではないと思います。
それだけ「油」は食としても重要で、お店で扱う油は遺伝子組み換えでないものを使用したりバターなどもメーカーにこだわったり、あるいはスープにうまく活用したりと工夫をしているところです。

人の身体はすべてつながっているという前提で、すべての病気や疾患、症状は考えないといけません。部分だけみて、そこだけにケアをアプローチしているだけでは意味がないのです。
食も衣も住もです。そして人付きあいもそうです。環境ですね。

私は病気とはいろいろなことを気づかせてもらうきっかけだと考えています。
なぜ、この病気になったのか、そういう「自己をみつめる」機会を与えてもらっていると思うと、運命や人生とは不思議ですが、まずは「暮らす」「生きる」ことに一番大事な「食」から見つめなおしてみてはいかがでしょうか?

生命誌のバックナンバーは期間限定でお店にもおいておきますので、よかったら手にとってみてください。


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