一通の届いた手紙に涙

年賀状も年々数が減ってきて、確かに20代で働いていたころの同期との年賀状のやりとりは、ずっと会っていないのに続いていることの方が不自然でもあって、いつどちらかが出さなくなっても不思議じゃないなあと漠然と思っていました。
それはそれでいいのですが、ハーブを広めているお仕事のこと、やっぱり知ってほしいなと思っていてそういうネタをちょっと小出しにして書き込んだりはしていて、以前お友達からハーブの注文があったりしたのです。
だから、お店をオープンしたことはお知らせしたいなと思っていて、たぶん27年度の年賀状は知っている人全員に書くだろうなと、思っています。

話がずいぶんそれたのですが、以前草加市で活動していたとき、ネットのつながりとかで葉の園のハーブティーを注文してくださったお客様がいて、そのお客様が「美味しかった」と「母も飲んで美味しいといっています」という言葉をずっと心に残していました。

2009年に結婚してハーブの仕事が全くできず、自分の中で悶々としていたのですが、あるSNSの日記で彼女のお母様が亡くなったことを知りました。お体の具合が悪かったことずっと知っていたので、その時、自分がもっと行動的でスケジュールをたてて計画的にハーブの事業を練っていたら、今頃はすでにハーブを欲しい人に欲しい分お届けできていたのに、とその時、すごく後悔の念にさらされていました。

その後彼女から年賀状が届いたとき、「葉の園のハーブティーが飲みたい」と書かれていて、本当に本当に美味しいブレンドを作ってもう一度彼女に(彼女の亡きお母様にも)送ってあげたいと、何のおごりもなく本当に思ったんです。

それでやっとお店がオープンして在庫もちゃんともって、受注できる体制が整ったところで、大切な人にまずお葉書を一通出させていただきました。「葉の園のお店がオープンしました」と。
それで注文が来るとか、来ないとか、そういうのは全く考えていなくて、ただただ「飲みたい」と思っている人が「よかった嬉しい」という声があったら、嬉しいと単純に素直にそう思ったんですね。

それでその後彼女からメッセージが来て、昔飲んでくれていたハーブティーのオーダーをしてくれました。
ああ、嬉しい。懐かしい味、まったく変えていないブレンドを、忘れずに同じものを注文してくれた。ああ本当に嬉しいと思いました。

そしてそれから月日がたって先日、ひとつの荷物が届きました。
そのお客様がオープンのお祝いとお菓子を一通の手紙を添えて送ってきてくださったのです。

 
 
届いたお手紙を読んだ私は、そこで泣いてしまいました。(これを書きながらも泣・・・)
お客様に許可をもらったのでお名前を伏せて直筆のまま全文掲載させていただきます。

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もし時間が戻せるなら、いえ戻せなくてもお母様へもこの香りだけでも届きますように。
 


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