揺れ動くこころ-父のこと8

情報に翻弄される毎日が続いています。
こんなにもネットに情報があるのに、何一つ信頼ができない。なぜだろうこの違和感。
父が治療方法自分でネットで探して病院見つけて、これをやってみたいから明日行くんだと、急に連絡がきました。
癌3大療法のひとつ、放射線治療です。
私のこころは、沈んでいます。本当はやってほしくないから。でも、これは父が決めること、そして必ずしもそれが悪いことではないということ。
ただ、何だろう、このモヤモヤ感は・・・・。父はずっと私が「これがいいよ」といったものはすべて受け入れて取り入れてくれた。

なのに、初めて私の反対する治療方法をはじめようとしている。私は父にその治療の情報を送り続けた。でもふっとそれは間違いだということに気が付いた。こういう時、私はどういう対応をすればいいんだろうか。すごく考えて考えて悩みました。
父が私の思うように動いてくれない、最初はそういう思いでいっぱいでした。でもそうではなくて、父が主体的に動いていると考えを代えてみたのです。

そう大事なのは、本人が治りたいという強い気持ちをもつことなんだと。
どんな治療法も「絶対治るんだ」という気持ちで受けるのと、そうでないのとでは、全く効果が違うということは、はっきりしているのですね。これは本当に間違いないことなんですね。
だから周りはそっと見守り、治ると信じてあげることなんだと気が付きました。

こうやって家族の心も常に平穏でいることができずに一喜一憂する毎日なんですね。

ずっとずっと父を信じてあげたい。
たとえそれがどんな道でも、ずっと信じて祈るだけです。

明日8月12日、いよいよ放射線の話を聞きに行くそうです。
癌はどういう病気なのか、毎日毎日勉強です。知識も情報も入ってくるばかりで消化できない。でも前に前に進まなければならない。
癌よ、小さくなって消えてくれ。

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