心の声

いつ頃からそうなったのか、覚えていないのですが、いつからか、私は嫌なことや辛いことは、「なかったことにする」あるいは「思い出さないようにする」という得意技を身につけました。

それは「臭い物に蓋をする」というようなことかもしれないけれど、その技で暗い過去もまるでなかったような別人の人格で生きていけるようになりました。

でも時々あることをきっけに、ふと思い出してしまった時は、胸が締め付けられ動悸がはじまり、息が吸えないほどになってしまう。

この状態になると、とことんどっぷりその、記憶にハマっていくか、あるいは「なかったこと」という意識を強く自分の中にもち、思い出さないようにする(得意技)、別の人格を作り出す、そしてただ時間が過ぎるのを待つ。そうすると普段の自分に戻ります。

このことが良いことなのか自分ではよくわからないです。もしかすると、悲しみや苦しみからただ逃げ続け本当の意味で乗り越えていないのかもしれないとも思います。



コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Sorry, the comment form is closed at this time.